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今回解禁したのは、OJから「巨大な雲に覆われた異様な飛行物体を一瞬目撃した」と聞かされた妹エメラルドが、その飛行物体がフェイクではないことを知らしめる物的証拠を動画に収め、金銭を得ようと思いつくシーン。半年前に父が不可解な死を遂げてから、もとより苦しかった牧場経営がさらに悪化し、困難に陥っていた2人。状況を打破するために安直に思いついた計画だったが、彼らはこのあと予想もつかない真の“最悪の奇跡”に直面することとなる―。

謎の巨大飛行物体に恐怖を感じながらも、その正体を撮影しようと計画する兄妹の会話を切り取ったこちらのシーン。ジョーダン・ピール監督は、壮大なスケールの物語を描く一方で、異常な光景や出来事を目の当たりにしたときに人々がとる行動についても本作で疑問を投げかけています。ピール監督は「この作品の根底にあるのは“人はスペクタクルに取り憑かれていていいのだろうか”という疑問だ。特に金銭が絡んでくると、本来は純粋であるべきだったり自然であるべきだったりするものが大胆に搾取されるよね」と現代の傾向について指摘。そして、例え自分の身に危険が伴う行為であっても、ソーシャルメディアで“バズる動画”を収めるために、その現場を記録することを優先する人たちへの警鐘の意も示しています。

エメラルド役を演じたキキ・パーマーは「SNS中毒で、インフルエンサーを目指して躍起になるエメラルドは、この作品が描いているものと大きく関わっています。つまり、自分の外側にある何かを常に追い求め、承認欲求を満たす何かを求め続けている」と説明。続けて「たぶん誰もがエメラルドに共感できると思う。自覚できるかどうかは別として、見てほしいという気持ちだけは私たちの多くが持っているから」と言及しています。

ピール監督史上最大の壮大なスケールはもちろんのこと、今作でも容赦なく切り込んでいく“誰もが目を背けずにはいられない強烈なメッセージ”を、ぜひ劇場の大きなスクリーンでご確認ください!